30代から始めるトレーニング

30代から始める筋トレ方法などについて。

トレーニングの変化

前回の記載通り、ブログが停滞していた間には仕事が忙しくなったこともあり、2ヶ月程トレーニングも休んでしまいました。
効果はテキメンで、あっという間に筋肉が細くなり(それでもトレーニングを始める前よりは太いですが)、トレーニングしなきゃまたガリになる…と危機を感じました(笑)。
しかし、現在振り返ると、あの時停滞してよかったと思えます。
トレーニングを止めたステップから再開を試みましたが案の定うまくいかず、また全てのメニューをステップ1からやり直すことにしました。
再開して最初の数週間はトレーニングメニューも変わらずIntermediate (1日2種目、週3回間1日開けて実施)にしていましたが、日によってはトレーニング時間を確保出来ず、2日連続になることもしばしば。
運動を始めればやる気も出るんですが、疲れてるとなかなか厳しいですよね(笑)。
そんな時、筋トレは一種目15分、集中してやったほうが良いという記事を読みました。
結果として、私のトレーニングメニューは毎日1種目こなす次のExpertとなったのでした。
月曜日:pull ups
火曜日:bridges
水曜日:handstand
木曜日:squats
金曜日:leg raises
土曜日:push ups
日曜日:休息日
やってみるとこれが良かった!
•15分だけやろう、と思える
•一種目しかないのでキッチリ追い込める
•万が一できなくても翌日二種目やりやすい
•さらに万が一できなかったとしても、
 休息日に振り替えてしまえると思えば気楽。
しかも私の場合多少は筋肉が残っていたせいか、ステップ1から始めたときに、以前よりも使う筋肉が意識できるようになってました。この方法に変えてから前回のステップに戻すのはそれほど大変ではなかったです。
そして、体重と筋肉量はこれまでの壁だった68㎏をあっさり超えたのでした。
 

 

再開

実に一年半ぶりの更新。
ブログの更新は完全にサボっておりました。。それにもかかわらず読んでくれる方もいるようで、申し訳ありませんの一言につきます。。
 
言い訳をさせていただくと、仕事が大分忙しくなってしまい、ブログから足が遠のいた、というのもあるのですが、最近は筋トレをしていると思われる人が増えているような気がして、このブログの意味も疑問視していました。
 
しかし、最近は特に体の変化を感じられるようになり、まだ訪問してくれる人もいてくださっているため、またボチボチ再開しようかなと思った次第です。
自分の筋トレ状況は、といいますと、途中2か月くらい何もしなかった時期があったものの、再開して着実にステップアップしております。
再開した時の話や、継続するためにした変更などについても書いていきたいと思います。

 

PullUpとSquat①

またしても見てくださっている人々がいる…。ありがたいことです。

更新をサボっているわけではないのです。。申し訳ない。

 

PullUps

こちらも基本的には2秒かけて行き、2秒かけて戻る。を繰り返す。

スタートポジションに戻ったときは肩の力を抜くのではなく、しっかり上半身を支えるようキープすること。

 

Step1: Vertical Pull

家の壁の縁に向かって正面に立ち、その両サイドを持った状態で懸垂を行う。比較的楽だなぁと思うが、40回を3セットきっちりやるとさすがに広背筋を使っていることがわかる。多分多くの人がこれをウォームアップとしてやる羽目になる…

 

Step2:Horizontal Pull

いきなりレベルが上がる。斜め懸垂と思えば楽に思えるが、お尻の高さのテーブル(または鉄棒)を使用して、上体をまっすぐ固定したまま胸が体につくまで上げるのはかなりきつい。しかもテーブルだと手でしっかりと握りこむことが難しいため、指も鍛えられる。というか超つらい。欧米人は足が長いからお尻が上の位置にある…と思いたいが、身長180㎝弱の僕だとちょうどいい高さは幼児用の鉄棒だった。足が短いのかしら。テーブルは雨天時に使用するが、基本的に僕は公園で幼児用の鉄棒を使っている。

そして1年経過するがいまだにStep2をクリアできない。

convict Conditioningでは、PullUpとHandstandは結構きついので、他のトレーニングがStep4を超えてから実施すると良い、と書いてあったような気がする。

実際懸垂はとても良いメニューだと思うが、僕はconvict  Conditioningをやる少し前に事故があったので記載しておく。

Convict Conditioningを実施する前、僕は週に1回筋トレをしていた。その際、通常の鉄棒を使用して体が完全に伸びきった状態から懸垂を10回を1セット、というメニューをこなしていた。ところが、ある冬の朝いつものように懸垂をした瞬間、すさまじい頭痛に襲われた。めまいがして立っていられない。頭痛が治まった後も何となく違和感を感じたまま、その日は懸垂をしようとは思わなかった。

その次の週同じように懸垂をすると、8回目くらいでまた頭痛の予兆が。試しに続行すると、また激しい頭痛。俗にいう「ウェイトリフティング頭痛」だ。

ウェイトリフティング頭痛

「ウェイトリフティング頭痛」は運動にあまり慣れていない人間が一気に負荷をかけると、血圧が一時的に急上昇して頭痛が発生するというものだ。予防策としては、「急激な負荷をかけない」「ウォームアップをしっかりする」「力を入れるときに息を止めない」というもの。起きてしまった後はおとなしくしているしかない。

そして僕はしっかりと「ウォームアップをしっかりして」「急激な負荷をかけないように」「意識して呼吸をしながら」懸垂をしたのだが、また頭痛が発生したのだった。

その後懸垂は当分やめていたのだが、Convict Conditioningにある以上避けて通れない。冬は血圧が上がりやすいので、暖かくなってから公園の鉄棒でhorizontal Pullにトライしたのだが…またしても頭痛が発生することとなった。

あまりの痛さに恐怖感さえ覚えるようになり、当分僕はStep1: Vertical Pullと、胸の高さの鉄棒で懸垂をすることとした。ゆっくりじっくり時間をかけて、上体をおろすときも力を緩めずに実施した。少しずつStep2の元々の高さでするようになり、今は正式な高さで20回を2セットできるようになった。

1年間で「Step2」をクリアできていない僕は遅いのかもしれない。だけど、まぁ誰かと競っているわけでもないし、良いんじゃないかな。と思っている。

 

Squats

スクワットはトレーニングの王様らしい。初めて聞いた。でも、実際やってみてわかるその凄さ。僕は意外にスクワット好きなんですよね。意外に。

 

Step1:SholderStand-Squats

仰向けに寝転んで腰を持ち上げ、肩で体を支えた状態で足を曲げる。中空でスクワットする、というとイメージしやすいかもしれない。けど、これは頭と首が結構痛い。膝が弱い人でも始められるスクワットです。確かにね。

 

Step2:Jackknife-Squats

膝の高さの台の正面に立ち、両手を台につける。その状態でスクワット。手がついているが、あくまでもバランスをとるためのものであって、手で体を起こしてはいけない。基本的に膝はつま先より前に出さないように気を付けること。

 

Step3:Supported Squats

へその高さの机の前に立ち、両手をテーブルに乗せる。その状態でスクワット。手が台についているが、両手で体を持ち上げてはいけない。膝がつま先より前に出ないよう気を付けること。ここら辺から徐々につらくなってくる気がするけど、結構余裕がある。

 

Step4:Half Squats

肩の高さで腕組みをして、ひざがつま先より前に出ないように意識しながら、ひざが地面に対して直角に曲がるまでゆっくり鎮める。つま先は浮かさないように。お尻を突き出すようにするのだけど、足というか腰と腹筋がプルプルするようになった。

 

Step5:Full Squats

肩の高さで腕組みをして、ひざがつま先より前に出ないように意識しながらスクワットする。つま先は浮かさないように、お尻を突き出すようにして勢いをつけないようにじっくりと動く。太ももとお腹がくっつくようにイメージすると、自然と正しい姿勢をキープできる。このあたりから僕は太ももがパンパンになってきた。が、何よりも腰の筋肉を非常に使っていることがわかった。あと下腹部。こりゃスクワットすげー。と思うきっかけになったトレーニング。

 

Step 6:Close Squats

足を閉じたまま、腕を前に突き出してスクワット。最初は非常にバランスをとるのが難しく、特に腹筋が死ぬ思いをした。大腿部もちろんなのだが、とにかく腹筋。体を支えるのがきつい。勢いがついてしまうと体を支える必要があまりないせいか非常に楽にできてしまうので、ゆっくりじっくりやることをお勧めする。ちなみに僕はこれができるようになってから、ハイキックが非常に安定するようになった。「軸足が体を支える」ことができるようになったのだが、それ以上に下腹部周りがしっかりしてきたのが良くわかる。

 

Step7:uneven Squats

片足をバスケットボールに乗せ、腕を前に突き出してゆっくりと片足でスクワット。スクワットは最後まで膝を曲げるが、起き上がる際にボールに乗せた足で力を入れてはいけない。というかできませんでした。体が非常にかたい僕にはこれが難関となっている。Squatは結構スムーズにできていたのだが、Step7で足踏み状態である。

バランスをとるのが非常に難しいし、ボールは安定しない。しかも膝を前に出さないように曲げると、必然的に後方に重心が動くため、上半身を支えるのがかなりつらい。

実質片足でスクワットしているような気分になるのだが、ももの裏、ふくらはぎ等を使用している感覚が強い。今はここで3か月くらい足踏み状態です。

 

しかし、スクワットはかなりお気に入りで、足の他に腹筋、腰、背中を鍛えられている実感があるのが好き。とはいえ、体重が重たい人や、ひざが悪い人には非常に負担になるトレーニングだと思うので、Step1も難しい場合は、水中歩行から始めることをお勧めする。ちなみにSquatsをやると、いつもこの後のHandStandとの対比をしてしまうんだなぁ…。

 

 

 

 

Push UpとLeg raiseについて①

ありがたいことにアクセスしてくださる人たちがいらっしゃる。convict conditioningで検索してくれているようなので、今までに僕がやった項目について感じたことを書いてみる。

ちなみに改めて記載しておくと、convict conditioning は「Big6」と呼ばれるPushUp(腕立て)、Leg raises(腹筋)、PullUp(懸垂)、squats(スクワット)、Hand stand PushUps(逆立ち)、Bridge(ブリッジ)の6種類をそれぞれ10段階のレベルでステップアップさせていくトレーニングメソッドです。

それぞれのルールとして、必ず(トレーニング経験のある人も)Step1からやること。となっていることを付け加えておく。

一応書籍で販売されているので、リンクを貼りたくはないのだけれども、「convict conditioning PDF」でググるとそれぞれの写真が出てくる(書籍のものと同じ)なので参考にすると良い。でも買った方がいいことは付け加えておく。

 

PushUps

基本的に全ての動きは、2秒かけて体を下げて、1秒キープ。2秒かけてもとの体勢に戻る。胸を鍛える動きらしいが、肩甲骨を寄せるように動かすとまた良いらしい。

 

Step1:wall PushUp 

腕立て伏せの最初のステップ。楽ちん…と思いきや50回ゆっくりやると意外に体が温まる。普通の腕立てはまず無理!という人も安心。

 

Step2:incline PushUp

肩幅に広げた手を、腰の高さの机に置いて体を斜めにした腕立て伏せ。体は胸が机につくくらいまで倒す。wall pushUPができれば楽にクリアできると思われる。難点としては、腰の高さの机やテーブルがなかなかないこと。

 

Step3:Kneeling PushUp

ようやく膝をついた腕立て伏せ。普通に腕立てができる人ならprogressionの30回×3セットもいけると思うが、2秒かけて1秒ストップ、また2秒かけて戻るのは結構つらい。しかも胸がつくくらいまでじっくり下げるので侮れない…。

 

Step4:half PushUp

普通に腕立ての姿勢になるが、おへその下あたりにバスケットボール大のものを置く。胴体はまっすぐを保ったまま、腹部にボールが当たる位置まで腕立て伏せ。距離が少ないのでStep3の方がきついかなぁと思うのだけど、意外に胴体をキープするのがつらい。よくよく考えたら体幹トレーニングに似た姿勢だよね。

 

Step5:Full PushUp

普通の腕立ての姿勢をとり、胸の真下にテニスボールを置く。胴体はまっすぐを保ったまま、胸部にテニスボールが当たる位置まで腕立て伏せ。いよいよ本格的な腕立て伏せに入る。ちなみに肩甲骨を動かすことを意識すると、胸筋の外側、わきの下周辺の筋肉と背中によく効く気がする。

 

Step6:Close PushUP

手は胸の正面で△を作るように置く。胴体はまっすぐを保ったまま、胸が手のひらに触れるまで体を下げて、もとに戻る。大胸筋がすごく痛い!胸を鍛えてこなかった自分をものすごく呪う。Step5とStep6の差が激しくないですか?と言いたくなる。まぁどれもStep6になると厳しさががくっと変わるような気がするんですけどね…。

 

現在はStep6で足止めとなっているため、ここまで。convict conditioningではウォームアップとして、その前のトレーニング(step6をやろうと思ったらウォームアップとしてstep5をやる)をするので、今はFullとCloseをやっています。

 

Leg raise

基本的に2秒かけて最初の動き。1秒ストップして2秒かけて元の体制に戻る。

 

Step1:Knee Tucks

ベッドやいす、ソファに腰かけて足を動かす。他のメソッドでもよく見かけるが、あんまりがしがしペースを上げてやらないこと。腹筋時に腰を痛めた経験がある人もここから始めれば全然問題ないはず。

 

Step2:Flat Knee raises

仰向けになって膝を90度に曲げ、かかとを地面すれすれに浮かす。その状態から膝下が地面と平行になるように持ち上げる。両手は体のわきで地面を抑え、体を固定する。Reg raiseは地味にどれも辛い。Step2でもProgressionの35回を3セットはきつい…。意外に足を必要以上に持ち上げようとてしまうが、ひざ下が地面と水平になるように(太ももが地面に対して90度)になるまで上げればOK。ゆっくりやれば十分腹筋に効いており、太ももをさらに上げると腹筋に効く気もするが、腰も痛めがちなので無理はしないようにする。足で上げないように意識するとよし。

 

Step3:Flat Bent leg raises

仰向けになって膝を45度に曲げ、かかとを地面すれすれに浮かす。その状態から太ももが地面に対して90度になるように持ち上げる。両手は体のわきで地面を抑え、体を固定する。Progressionの30回×3セットを頑張って目指す。このころ何故か「腹筋は毎日やってもいいんじゃないかな」と思ってしまうが、教えを守って休息をとる決意をした。

 

Step4:Flat frog raises

今までとガラリと変わるので注意が必要。

仰向けになって膝をまっすぐにし、太ももが地面に対して90度になるように持ち上げる(今までとスタートが違う)。その状態からかかとが地面すれすれになるように4秒かけておろす。おろしたら膝を45度に曲げて、太ももが地面に対して90度になるまで4秒かけて持ち上げる。持ち上げたら膝をまっすぐに伸ばす。4秒かけておろして1秒キープはすごくつらい。僕の中では超難関でした。体が硬いから足伸びないし。

 

Step5:Flat straight leg raises

仰向けになって膝をまっすぐに伸ばし、かかとを地面すれすれに浮かす。その状態から太ももが地面に対して90度になるように持ち上げる。両手は体のわきで地面を抑え、体を固定する。Flat Frog raiseができれば問題ない。地味にきついけど、Step4の方が個人的にはきつかった。

 

Step6:hanging Knee raises

公園の出番です。足が浮くような高さの鉄棒にぶら下がり、ひざを90度に曲げた状態でふとももが地面に対して水平になるまで持ち上げる。腹筋は割と頑張れるのだけど、ぶら下がる手がつらい!PullUPに通じるつらさを感じる。

 

現在はStep6で頑張っているので、続きはまた別の機会に。

 

 

食事について

トレーニング中、最近は炭水化物をカットしたりする人が増えているらしい。私の周りにはRizapにチャレンジし、無事プログラムを終えられた方がいらっしゃるのだが、その方は今でも昼間は炭水化物をカットしておられる。さて、トレーニング中の食事に気を付けた方が良いこととは何なのだろうか。

 

プロテインについて

Convict Conditioningでは食後にプロテインの摂取等は必須としていない。もともとConvict conditioningは刑務所内でのプログラムなので、プロテインは手に入らないし、食生活もトレーニング用のメニューということもないから、という理由らしい。

僕は昔、プロテインを飲んでいたことがある。筋肉量を増やすためにはタンパク質は非常に重要だし、僕のようなやせ形体質の人間にとって体重を増やすことができるプロテインは必須、と考えていた時期があった。結論から言うと、筋肉や体重を効率よく増やしたい、という人にはプロテインは向いている。見た目にも変化を感じられるし、満足感が得られる。プロテインについては様々なHPや媒体でお勧め記事があるので、ここでは深く取り上げないが、飲みたい人は飲めばよいのでは、と僕は思う。

良いことも述べたのでデメリットも挙げておくと、プロテイン摂取中はおならや排便が臭くなる。「体調が悪くなる」ということはないが、臭くなる。あまり大したことではないかもしれないけど。あとはお金がかかる、ということくらいかな。現在の僕は、プロテインはもう長いこと飲んでいない。

 

炭水化物(糖分)の摂取について

もしあなたが糖尿病のリスクを抱えているなら、炭水化物と糖分は少量にすることをお勧めする。中学生の生物を復習しておくと、炭水化物は消化により糖分へ分解される。分解された糖分やダイレクトに摂取した糖分は血中に入って肝臓でエネルギーになったり、脂肪へと変わって体内に保存される。ちなみに糖分を脂肪に変えるのはインスリンの働きの一部だ。

この糖分を体内に蓄積しようとする働きは、もともと人間が野生だったころ、栄養を摂取する機会が少なかったために、余ったエネルギーを貯蔵しようとする生命のしくみなんだとか。人体の進化は文明の発達スピードに若干ついていけておらず、飽食の時代の今、貯蔵する機能が許容量オーバーとなったのが糖尿病である。

なので、糖分が多いなら元を減らせば良いじゃない、というのは一見良いアイデアのように思える。それが本当に多いなら、ね。糖分は体や脳を動かすエネルギーなのだから、考えたり肉体を動かすのはもちろん、通常の生命維持にもある程度の糖分は必要だ。なので、肥満体系の人はカットしたほうが良いかもしれないが、やせ気味の人や通常体系の人が炭水化物をカットするのは、僕は危険だと思う。

僕が今回糖分の摂取に文面を割いているのには理由がある。

糖尿病は、もちろん糖分(炭水化物)の過剰摂取も原因の一つだが、その他の要因として、低血糖時と高血糖時の差が大きいほど糖尿病のリスクが高くなることを覚えていておいてほしい。

今の日本では、体脂肪率が低い方が望ましい、とする傾向があるような気がするが、普通の人でも必要以上に体脂肪率を低くしたいと望む人が多いように思う。スポーツ選手の引き締まった低い体脂肪率の体はかっこいいが、彼らはアスリートですから。職業としてやっているからあそこまで必要なのであって、一般人である僕らはそこまで必要なのか?をぜひ考えてもらいたい(糖尿病についてはまた後日書く予定)。

僕は日本人なので、美味しいものを食べることがものすごく好きだ。食い意地も張っている方だと自負している。好きな人とおいしいものを分かち合うのは非常に幸せだと思うし、今後もそれを続けたいと思っている。だから体形維持のために「あれは食べない」と自分で決めてしまうのは残念だし、そうならないように運動して、体内のエネルギーをコントロールしたいと思っている。

 

僕が気を付けていること

僕自身が食事に気を付けていることはあまりない。強いて言えば「一日でなるべく多くの種類の食材を食べる」ことくらいだ。白米も多く食べるし、肉や野菜も多く食べる。最近は年齢のせいか食べる量が減ってきたかな。

健康志向というと「野菜を多く食べる」とか「コレステロールが高くならないように気を付ける」とか色々あるが、結局のところ、食べ物はそれぞれ良い面もあれば悪い面もある、としか言えない。昔やっていたTV番組で「体にいい食べ物」が紹介されるたびに、「体に良い食材は何種類あるのか?」と思った人間は多いだろう。

とどのつまり、なんでも好き嫌いせずによく食べることが重要なのであって(ただしアレルギーや精神的に全く受け入れられない場合を除く)、いろいろな食材から様々な栄養素を取り込むことが重要なのだと個人的に考えている。

ちなみに僕のカウントの仕方は、塩や砂糖も1品目としてカウントする。1日30品目を目安としても、3食食べていれば、1食あたり10品目をクリアすればよい。最近はコンビニでも品目数の多いサラダがあるので、今は便利だなぁ、とつくづく思う。

 

今回はつい長くなってしまったので、続きはまた別の機会に。

全然話題が異なるが、太っている人がやせるのも大変だと思うけど、やせ型が体重を増やすのも大変なんですよ。個人的にはやせ形を応援しています!

 

長く続けるコツ

他人に運動を勧めると、「続かない」ことが理由で始めない、という人が多い。次が「続かなかった」、その次が「続けられるものはないですかねー」というリアクションだったりする。僕はブログの更新が続かないのでその気持ちはよくわかるし、実際僕はあきっぽい方だったので、トレーニングを長く続けられたコツを紹介します。

 

お金の力はすごい

実は僕は本当に飽きっぽく、子供のころは長続きしたものはなかった。塾もバスケも、やりたくてしかたなかったゲームですら、結構はやい段階で飽きてしまった。

そんな僕が長続きしたのは、20歳から始めたギターだ。トレーニングとは全然関係ないが、ギターは長続きした、と言える。ギターを始めた時、もう飽きっぽくてやめることが明らかな自分に対して言い訳を作らないよう、当時の自分としては破格の10万円overのギターを買った。「勿体なくてやめられない」という、貧乏学生には背水の陣を強いたのだ。実際問題ギターにはのめりこんだのだが、もちろん「飽きる」こともある。特に最初のころはすごく多い。だってつらいもの。しかし金の力は偉大で、「買っちゃったしなぁ…」と続ける力になってくれたのだ。

ここには大きなヒントがある。一つは、ものすごくお金をかけてしまうと「もったいない」という気持ちで自分を強制できる、ということだ。ジムや流行りのトレーニングに数十万かけるのもいいのかもしれない。

 

お金をかけずに続けるには

しかし、「お金をかけない」ことを信条にしているこのブログでは、そこはあえてコツとしないことにする。僕が言いたいのは、「自分はアレを続けられたんだから、これも続けられるはずだ」と自分を信じる心だ。

僕は昔、技術を必要とする仕事をしていたのだけれども、その時も練習をものすごく重要視した。「あの人が助けてくれるはず」と他人を信じるのはすごく簡単だが、自分がやるしかない時に「自分ならできる」と信じることはすごく難しい。怠けてしまった自分や、本番に弱い自分を一番よく知っているのは自分だから。

だから僕は練習を勧めるし、その結果無理だったとしたら、しょうがなかったと諦められる(実際は可能にする方法を考える必要が発生するのだけれども)。

だから、かつての受験勉強や禁煙、節約や仕事など、他に頑張っていることを思い出せば、トレーニングも意外に続けられる…と思うのだ。

 

パートナーと一緒にやる

もし恋人や親しい友達がいるならこれが最適だと思う。一緒に始めることだ。

僕も日常的に始めるきっかけになったのは、当時の彼女のダイエットの付き合いから。自分が「今日はやりたくないなー」と思っていても、パートナーが誘ってくれた。逆にパートナーがいまいち乗り気じゃない時、「始めようかな」と言い出すと、彼女も始める、ということが多々あった。こういう時は動き始めてから数分過ぎると、意外に最後まで運動してしまう。これは歳を重ねても同じらしく、我がサボりがちな父は、母が体操を始めると運動を始めるらしい。

一応科学的に言えば、「やる気」は脳の「側坐核」と呼ばれる部分が司っている。側坐核は動く前に「やる気」を出すのではなく、「動き始めてから」やる気物質を分泌する。なので、基本的には「始めないとやる気がでない」「やってしまえばできてしまう」と理解しておくと、だいぶ気持ち的に楽なはず。

 

新しいことを始める

何でもそうだが、新しいことを始めた時は何もしなくてもすごくやる気が出る。というわけで、多少続けたら別の方法にトライするのも良い。そういう意味でも、convict conditioningは段階が多いので変化をつけやすいし、始めてから1年たった今も飽きていない。ブートキャンプやPT24/7が1年続けると飽きるのに比べるとこれは大きな違いだと思う。1年ごとにプログラムを変えるのもありだと思うけど、そもそも1年続いたらそれは継続できている、といえるのかも知れない。

さて、先ほど「側坐核」について記載したが、「側坐核」がいきなりドン、と動くことがある。これは脳の「海馬」という記憶をつかさどる部分が動く場合なのだけど、要するに「未経験」なことは「刺激」として脳が受け取るため、「側坐核」が動く。

この刺激が何度も与えられると海馬は慣れてしまい、「側坐核」はいきなりドンとは動かなくなってしまい、先ほどの「体を動かす」という「刺激」が必要になるわけだ。

 

やりたくない時はやらない

僕が一番重要だと思うことは、「どうしてもやりたくない時はやらない」ということだ。誰にだって気分が乗らないことはあるし、仕事でどうしてもできない時もある。僕はストレスを貯めないため、健康のためにやっているので、運動がストレスになってしまっては元も子もないと思っている。「一回休むとやらなくなってしまうのでは」という人もいるけど、また始めようと思った時にやればいいと思う。多分その人にとって、その時は運動よりも大切なことがあるから。僕だってそうだった。

運動はやりすぎれば負担になるし、その負担を「なんとなく」でも感じられるのは「気持ち」だ。「気持ち」は(科学的には)脳で感じている。よく「心が痛い」と表現するけど、実際に「心が痛む」くらい悲しいとき、脳では痛みをつかさどる部分に非常に違い部位が活動しているという。失恋した時は骨折した時と同じくらいの痛みを感じているという話もある。だから、怠けたい気持ちもないわけじゃないけど、どうしても気が乗らない時はどこかしらに負担がかかっていて、僕はやるべきじゃないと思っている。

でも、最終的に健康であればいいんじゃないか。2年後くらいに運動が必要になった時にまた始めて、60歳の時に健康だったらそれでOKじゃないかな。

過去に死ぬほどギターを頑張れた自分がいて、将来的に健康でいられるメリットを知っている僕であれば、運動を2週間くらい休んだところで60歳の僕にはにあまり影響ないのだ。